やりきったらという屁理屈で【#1.キリがつく】
妥協記録
連絡先も知らない、
一度しか会ったことない程度のあいつを、
急に思い出すことがあるけど、
顔も名前も、
どこで会ったかもぼんやりとしていて、
俺にモヤモヤだけを残して、
そいつは消えていく。
何か意味があるのかも、、、
と考えては、
2秒後にキリがついて、
また違うことを俺は考えている。
どうでもいいことの見切りは早いが、
自分の人生となると切れ味が鈍くなる。
30歳になるまでにバンドが売れているはずだった。
30歳になるまでに結婚しているはずだった。
30歳になるまでに音楽だけでメシが食えているはずだった。
“いつ見切りをつけるんだ?”
父親は酔っ払うと毎度同じことを告げる。
そう告げられるたびに”まだもうちょい”と茶を濁す。
結局30歳は過ぎてもなお音楽を続けているし、バンドも続けている。
キリがつくのは”まだもうちょい”先。
時間ではなく、やることをやりきったらという屁理屈で、
周囲を無理やり納得させつつ、
生活レベルを下げてでも、
音楽に食らいついている。
結論から言うとミニマリスト生活は、生活費を削減することができます
“ミニマリスト生活をする上ではとても大事なことです。
固定費を削減すれば、大幅に生活費の削減ができます。”
“高い通信費を払っている人は、とても多いです。”引用 : ミニマリストのび太
キリがつく(2018)
キリがつく
あいつの顔が急になんとなく
目に焼き付いて
でも実はまったく
名前も思い出せない
元気でいるかどうかも
確認は取れなくて
街中で会ったら
僕は気付けるのかな
キリがつくまで
キリがついたら
キリがつくまで
キリがつく
Memo
- 1、2弦変則チューニングでのアルペジオ
- logic内蔵”Auto filter“でのコードバッキング
- 相手の口から”キリがつく“というワードが出てきたとき、胸の内がゾワッとして制作
- 全編同じコード進行
- ベースはlogic内蔵音源での打ち込み
- ベースをギターで代用することも多々ある
- セッティングはギタートーンノブ全カット、フロントピックアップ、logic内蔵ギターアンプシュミレーターFuzz系(200Hzが豊かなプラグインを選ぶ)
- ボーカルは通常パートがダブル(同じパートを二度歌う)と1オクターブ下で歌うFuzz系パートをミックス
- 2018年に作った曲の中でも特にお気に入り