スムーズな流れ【#8.Amaz】
妥協記録
ハンバーガーショップでアルバイトを始めてから約10年が経とうとしている。(そろそろ辞めるか、減らすかして音楽制作に時間を)
飲食店で働くと、
人間観察の時間がわりかし多い。
人間観察の時間、
イコール待ち時間なのだが,おもにお客さんが注文を考える時間や、
会計時に小銭を探したりという時間。
その間にその人の暮らしや、
その人の性質を想像する。
例えば、サラリーマンのお客さんが、
トイレの場所や灰皿置き場を尋ねてきたら、
“トイレや灰皿の場所すら自分で気付けないなんて、上司とうまくやっていけているのだろうか”と思っているし、
チーズが入っているか、入っていないかの違いに気付かず、
これとこれ、どう違うのか?と尋ねてきたら、
“小さな気付きや違和感を察しないで、相手の気持ちを掴む商談に臨めるのだろうか”と思いながら、
丁寧に相手をする。
スムーズな流れ、
意識している人は意識している。
ちなみに俺は客の立場になったとき、
メニューは決めてからレジに向かうし、
会計金額も予想してササッと3秒以内に出せる準備をしていて、
小銭を出す場合は、
5秒以内に小銭入れからお金を取り出せなければ諦める。
そのくらい、
流れを気にしている。
流れに敏感だと間合いが良く、
晴れ晴れとした気分で過ごせるのだ。
といいつつ、
これも日常においての一つの遊びに過ぎない。