ハードルの低い波を【#106.Through New Waves】
妥協記録
何かを始めるとき、
いつも手遅れな錯覚に陥る。
速い奴は、
自分で道を作って時代の最先端にいる。
最先端のやつらと自分を比べては、
落ち込み、
コンプレックスにも似たこの感情を、
長らく胸に抱えていたが、
期待をせずにゆっくり待つことに決めた。
あー。
この波なら乗れそうだなという、
初心者サーファーでも楽しめそうな、
ハードルの低い波を、
新しく思いついた遊びに没頭しながら、
待っている。
Through New Waves(2019)
Through New Waves
何でも手を出しては
手遅れな気がしてた
あいつらはやっぱり速くて
ちょっとやそっとじゃ敵わない
正攻法だとバカを見る
比べてばかりで気が散っちまう
時代はやたらと波になって
懲りずにおれを誘うね
やる気ないのはたまたまだって
言いくたびれててごめんね
スルーニューウェイブス
俺は待ってる
期待せずに待ってるのさ
退屈しのぎには
不自由しないさ
子供のときから
遊び方は知っている
この録音はpotekomuzinメンバーに送ったデモ。
歌詞を先に書いて、構成は録音ボタンをカチッと押してから流れに身を任せ弾いた。
スタジオ後に飲んで、泥酔したまま録音したファーストテイク。(ミスも満載)
酔っ払いで感情的になっているので2,4拍目のストロークが強いのが面白い。
二度と出来ないであろう演奏はミス満載でも世に出す。
模倣できない味があるから。
Daily Memo
くるり – 東京
素直な歌詞を歌いたい、と思った時に聴く曲。