宅録環境が遊び場なので【#214.New Base】
妥協記録
宅録環境が整備されると、
手軽に作曲実験ができる。
ギターのダビングフレーズを合わせることも、
練習スタジオなどに手軽に用意できない楽器を組み合わせることも、
簡単にできる。
カセットテープレコーダーや8Track MTRを駆使してきた世代なので、
この手軽さでクオリティの高いものが自宅で表現できるとは、
まさに夢のよう。
最高の遊び道具である。
別人
作曲に行き詰まるとき、
メロディではなく「鮮度のある音」によって、
解決の糸口が見つかることも少なくはない。
この楽器とこの楽器を組み合わせたらどうなるかな、
とひとつ発見してしまえば、
その組み合わせで飽きるまで曲をつくる。
飽きたらまた再びオーソドックスな組み合わせで曲をつくる。
その流れで作ると、不思議なことにオーソドックスなものが新鮮に感じるのである。
自分を飽きさせない工夫を、
自ら考えながら作業をしている。
“明日の自分”は”今日の自分”とは別人だから、
気をつかうよ、まったく、、、
実験
いろんなアーティストの曲を聴く。
昔よく聴いていたものから、
最近リリースされたものまで、
興味が湧いたらできるだけ触れるようにしている。
このミックスバランス面白いなと思ったら、
すぐさまパソコンのまえに腰を据えて、あれこれ自己流で再現を試みる。
これもまた、音楽の楽しみかたのひとつである。
New Base (2019)
- コンセプトは”コンガ × シンセ”
- シンセサイザーを基盤に制作
- Logic Pro Xプリセットを基盤にサウンドメイク(以下参照)
- シンセサイザーは”Echoverse”
- シンセベースは”Percussive Pulse”
- コンガは”Cuban Timba Conga 02″
- パーカッションは”African Kit”
- ピアノは”Steinway Grand Piano”
- マレットは”Vibraphone”
- エレキギターは”Broken Up Brit”
Daily Memo
サンフランシスコを拠点にグラフィック・デザイナーとしても活動するスコット・ハンセンによるソロ・プロジェクトとして始まった、Tycho(ティコ)