新しいものとベタなもの【#210. Sand Customer】

zukisuzuki

妥協記録

同じギターでもさまざまな音の出しかたがある。

アコースティックにポロンと弾くやさしい音。

ロックンロールにジャカジャーンと鳴らす解放感のある音。

ハードメタルにゴリッゴリっと低音が身体全体に響きわたる音。

同じものとは思えない音が出る。

弾き手の趣向によって、

出したい音を選べる。

何が正しいとか、何が間違いとかではなく、

自分の好み、

好き嫌いで判断したい。

セオリー

曲作りにおいても、

好き嫌いで判断する場面が多いが、

好き嫌いで判断できない場面も同じくらいある。

いわゆるセオリーというやつで、

理論的に作られた音楽ルールである。

セオリーから外れると、

親しみが薄れ、

心地よさが軽減してしまう。

今までリスナーが経験したことのない要素が増えるからだ。

その”バランス感覚=音楽センス”とも言われている。

クリエイター側は、

みんなが驚く新しいモノを提供したい。

しかし、

多くの人は、

新しいものより、

経験したことがあるものが好きなのだ。

どちらも

新しいものとベタなもの。

そのどちらの感覚も持ち合わせているアーティストは、

長年、第一線を活躍している。

新しいものとベタなものを、

深く理解しておくことは、

モノづくりの表現方法の一つとして、

信頼できる武器になる。

手札が多いに越したことはない。

大衆性のありなし関係なく、

どちらからも吸収できるものがある。

Sand Customer(2019)

https://youtu.be/0K9RYpgWIjc
  • シンセサイザーを基盤に制作
  • Logic Pro Xプリセットを基盤にサウンドメイク(以下参照)
  • シンセサイザーは”Bleep City”と”Erratic Motion”
  • 木管楽器は”Celtic Tin Whistle”
  • リズムマシンは”Epic Electro”

Daily Memo

藤原:タイアップのときに、コラボさせていただく作品がある場合、相手方の作品に寄っていこうとしてはいけない。そうなってしまうと寄り添えない。先方が表現してきているもの、そして我々が表現してきたもの、そこに重なるものがあれば、何も意識せずに真剣に曲を書けば、絶対にそれは同じ方向を向けるものになるので、そういうところで僕は書くようにしています。

BUMP OF CHICKEN・藤原、タイアップ曲を作るときに意識すること

【引用】J-WAVE NEWS

Update

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【妥協日誌】ズキスズキの「1日の行動・しらべごと・欲望」を記した平凡な記録